うつ病に対する耳介指圧の効果

うつ病の治療では通常、抗うつ薬を使用した薬物治療が一般的です。

その一方で、運動療法や栄養療法なども効果があり、重要であることがわかっています。

薬を用いた薬物治療や運動療法のように治療内容による分類とは別に、西洋医学的治療と東洋医学的治療の異なるアプローチがあります。

東洋医学的アプローチでは漢方薬や、針治療、指圧等がうつ病にも用いられます。

2025年2月、Yangらは、うつ病に対する耳介指圧の効果を解析し、うつ病の改善に有効であることを報告しました1)、(図1)。

図1 耳介指圧によるうつ症状改善度(HAM-D)

耳たぶを指でマッサージすることは自分でもできるので、入浴時や眠前などのちょっとした時間に行うことで、うつ症状の改善効果が期待できる可能性があります。

参考

  • 1)Yang X, et al.: Meta-Analysis of the Clinical Efficacy of Auricular Acupressure on Patients with Depression. Alpha Psychiatry, 26: 38776, 2025.

執筆者

院長 宮本 浩司(みやもと こうじ)

院長 宮本浩司

川崎市・溝の口の心療内科・精神科
高津心音メンタルクリニック
・ 精神保健指定医
・ 日本精神神経学会認定専門医・指導医