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044-455-7500現在、日本ではADHDの治療薬として以下の4剤が承認されています。
2018年、ADHD治療薬の有効性と忍容性の比較の解析が報告されました。
NDRI(ノルアドレナリン・ドパミン再取り込み阻害剤)のブプロピオン(日本未承認)、クロニジン(カタプレス:日本では高血圧の治療薬として承認)、モダフィニル(モディオダール:日本ではナルコレプシー、閉塞性睡眠時無呼吸症候群、特発性過眠症に対して承認)もADHDに有効であり1)、2)、3)、クロニジン、モダフィニルは海外ではADHD治療薬として承認されている国もあります。
またブプロピオンは抗うつ薬ですが、保険適応外使用でADHDに使用されることがあります。
2018年、Corteseらにより、これらの薬剤の使用開始12週時点の医師の評価による効果と忍容性(薬を内服した人にとって副作用を許容できる度合;忍容性が高いということは一般に副作用が低いことを指します)を比較した解析結果が報告されました4)。
成人では有効性だけでみるとビバンセが他剤より有効でした(解析されたデータはリスデキサンフェタミンを含むアンフェタミンでビバンセ以外の医薬品も実際には含まれますが日本でビバンセがアンフェタミン系に該当するので図ではビバンセを記載しています)。(図1)
有効性と忍容性を考慮するとコンサータが優れている結果でした。
モダフィニル(モディオダール)は有効性も忍容性も低い結果でした。
グアンファシン(インチュニブ)とクロニジン(カタプレス)は、成人では今回の研究で参照するデータがなく、比較ができませんでした。

小児でも有効性だけでみると、ビバンセが有効な結果でした。
有効性と忍容性を考慮するとコンサータが優れている結果でした。
グアンファシン(インチュニブ)とアトモキセチン(ストラテラ)ではわずかに有効性でインチュニブが上回るものの、忍容性はアトモキセチン(ストラテラ)が優れている結果でした。
成人と異なり、モダフィニル(モディオダール)は有効性が認められる結果でした。クロニジン(カタプレス)は有効性が認められるものの、忍容性が低い結果でした(図2)。

2024月12月、Ostinelli らにより、ADHDに対する薬物療法、心理療法、デバイス治療の有効性の効果を統合した比較の解析が報告されました5)、(図3)。
報告では、治療12週経過時点での治療者の観察による治療効果では、以下の治療が有効でした。

今回の解析結果からはマインドフルネスの有効性が高い結果がわかりました。
今現在への集中が途切れやすいADHD当事者にとって、“今現在に意識を集中する”マインドフルネスは、親和性の高い心理療法と言えそうです。
マインドフルネスは1日1分の瞑想からはじめることでもよく、自分でも取り組むことができます。
薬物治療では、当事者の特性、背景を考慮し、個別の薬剤選択を適宜行われます。
生活習慣や食事に気をつけることも改善に有効です。
ミス、不注意等で生活や仕事に支障をきたしている場合は、早めに心療内科・精神科に相談することをおすすめします。

