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044-455-7500うつ病では、セロトニンはドパミンなどの脳内物質だけでなく、炎症や免疫が大きく関与していることが、近年わかってきています1)。
個々のウイルス感染とうつ病のリスクも報告されていました。
季節の変わり目では、ヘルペスウイルス1型の再活性化による口唇ヘルペスや水痘・帯状疱疹ウイルスの再活性化による帯状疱疹が生じることが少なくありません。
また、気分の落ち込みとヘルペスが、相互に関連してみられることもあります。
ヘルペスウイルス再活性化とうつ病の間に関連性はあるのでしょうか?
2025年4月、Shafieeらは、ヘルペスウイルス再活性化とうつ病の関連性を解析し、報告しました。
ヘルペスウイルスは以下の8種があります。
報告では、体内でのヘルペスウイルスの再活性化とうつ病には関連性がある結果でした。
個々のウイルスでは、HSV-2の再活性化はうつ病のリスクが約1.8倍(OR=1.83)、EBVは約2倍(OR=1.99)でした(図1)。

一方で、うつ病に罹患していると、EBVが再活性化するリスクが約2倍(OR=2.18)であり、VZVが再活性化するリスクは軽度でした(OR=1.09)、(図2)。

今回の結果からは、ヘルペスウイルス感染とうつ病の関連が有意あることがわかりました。
うつ病予防や再発予防のため、特にHSV-2、EBV保有者では、疲労に注意することや、季節の変わり目の免疫低下に注意し、再活性化を防ぐことが重要といえそうです。
うつ症状がある場合は、我慢せず早めの心療内科・精神科への受診をおすすめします。
まずはかかりつけ内科等で相談するもの1つの方法です。

