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044-455-7500抗うつ薬(特にSSRI)を服用している人では、インプラントが定着しにくくなる可能性が報告されています。
歯科インプラントは、失った歯を補う有用な治療法であるため、この問題への関心が高まっています。
2026年に発表された総説では、この関連性が詳しく検討されました1)。
インプラントは、人工歯根が顎の骨としっかり結合する「オッセオインテグレーション(骨結合)」によって安定します。
しかし、
などがあると、この骨結合がうまく進まず、インプラントが抜けたり外れたりすることがあります。
セロトニンは脳だけでなく、骨の代謝にも関わっています。
これまでの研究では、SSRIを長期間服用している人では、
が報告されており、こうした骨への影響がインプラントにも関係している可能性があります。
インプラント治療が失敗した人の割合は、
でした。
つまり、約2.4倍インプラントが失敗しやすいという結果でした。
インプラントの失敗率は、
で、こちらも約2倍以上のリスク上昇が認められました。
2025年に報告された1,611人の研究でも、
患者単位では
がインプラント治療に失敗していました。
年齢や糖尿病、喫煙、骨粗しょう症などを調整した解析でも、SSRI服用者ではインプラント失敗のオッズ比は2.88倍でした。
重要なのは、今回の研究だけでは「SSRIが直接インプラントを失敗させる」とは証明されていないことです。
うつ病の患者さんでは、
など、骨の健康に影響する要因を併せ持つことが多く、これらが結果に影響している可能性があります。
現時点では、自己判断で抗うつ薬を中止することは勧められません。
うつ病が再発するリスクの方が大きな問題になる可能性があります。
また、
については、十分なデータがありません。
抗うつ薬を服用している方がインプラント治療を受ける場合は、
ことが重要です。
最新の研究では、SSRIをはじめとする抗うつ薬を服用している人では、歯科インプラントが失敗するリスクが約2~3倍高いことが報告されています。
しかし、現時点では抗うつ薬そのものが原因であるとは断定できず、うつ病に伴う生活習慣や骨の健康状態などが影響している可能性もあります。
そのため、インプラント治療を予定している方は、自己判断で薬を中止するのではなく、精神科医と歯科医師の両方に相談しながら、安全に治療を進めることをおすすめします。
1)Andrade C.: Association of Selective Serotonin Reuptake Inhibitor and Other Antidepressant Drugs With Dental Implant Failure. J Clin Psychiatry, 87: 26f16375, 2026.
