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044-455-7500A-ASD(成人期ASD検査)はDSM-5に準拠した、成人ASD(自閉スペクトラム症)をスクリーニングするための自己記入式の質問票です。
精神科医の福西 勇男 先生によって開発されました。
質問項目は、男性は計35項目、女性は計38項目です。
ASDの代表的な2つの障がい特性である、「社会的コミュニケーション及び相互関係における持続的障がい」と「限定された反復する様式の行動、興味、活動」に関連した20項目、これらに加えASDにみられやすい二次障害に関する9項目、ADHDなどのASDに併発しやすい神経発達障害に関する6項目について質問します。
各項目の質問に対し以下の4段階で回答します。
・あまりない
・ときどき
・しばしば
・いつも
各項目について
・あまりない:1点
・ときどき:2点
・しばしば:3点
・いつも:4点
の4段階で評価します。
男性では、ASD評価項目の20項目の合計点は20~80点になります。
女性では、ASD評価項目の23項目の合計点は23~92点になります。
男性では、カットオフは51点で、51点以上だとASDの可能性があります。
女性では、カットオフは58点で、58点以上だとASDの可能性があります。
・
質問24から32は二次障害の質問となっており、
男女共通で、カットオフ23点で、23点以上なら、問題ありとされます。
・
質問33から38は他の発達障害の合併に対する質問で、
カットオフはなく、点数が高いほど合併の可能性が高いと考えられます。
・
自己記入式検査ですが、検査者が「知的な障害」、「言語の障害」の2項目を特記できるになっています。
A-ASDで陽性となっても、必ずしもASDとは限りません。例えば、
・うつ病
・不安症
・社交不安症
・パーソナリティ症
などでも、ASDに似た症状がみられることがあります。
① 自己記入式のため、回答バイアス(自己認識、状況、気分)の影響をうけます。
② ASD以外でも高得点になることがあります。
③ A-ASDだけでは、診断はできません。
A-ASDは、あくまでスクリーニングのための検査です。
診断には、
・発達歴の確認
・大学や職場での様子
・家族からの情報
・現在の症状評価
・医師による診察
などを総合的に判断する必要があります。
A-ASDは、成人ASDをスクリーニングするための自己記入式の質問票です。
短時間で簡便にASDの主要障がい特性と二次障害をスクリーニングできる形式になっています。
ただし、あくまでスクリーニングのため、確定診断には、より詳細な検査や診察が必要となります。
