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044-455-7500うつ病では、症状の特徴からサブタイプに分類することがあります。
アメリカ精神医学会の診断基準であるDSM-5ではうつ病のサブタイプに以下の分類を提示しています。
非定型の特徴を伴ううつ病は「非定型うつ病」と呼ばれています。
非定型うつ病は、以下の特徴があります。
メランコリアの特徴を伴ううつ病は「メラコリー型うつ病」と呼ばれています。
メラコリーうつ病には、以下の特徴があります。
2025年8月、Preisigらは、臨床現場における非定型うつ病とメラコリー型うつ病の分類における根拠についてのレビューを報告しました1)。
報告では以下のような結果でした。
家族間での発症では、非定型うつ病に関連がみられる結果でした。
一方、メラコリー型うつ病には、一貫性がみられませんでした。
非定型うつ病では、食事の質が低下している結果でした。
メラコリー型うつ病では、非うつ病群との比較根拠が不十分でした。
非定型うつ病では、BMI等の肥満スコアの上昇と関連している結果でした。
一方、メラコリー型うつ病では、相関はみられませんでした。
非定型うつ病とメラコリー型うつ病の比較では、非定型うつ病は、メラコリー型うつ病の約2.55倍BMIが高くなる結果でした。
非定型うつ病では、炎症のCRPの上昇と関連している結果でした。
一方、メラコリー型うつ病では、相関はみられませんでした。
通常うつ病では、発症要因の1つに視床下部-下垂体-副腎(Hypothalamus-pituitary-adrenal : HPA) 軸が挙げられています。
ストレスがかかると副腎から、コルチゾールというホルモンが分泌されますが、過剰かつ長期になると、HPA軸に異常をきたし、うつ病の発症要因になるとされています。
うつ病患者さんでは、デキサメタゾン抑制試験とうのを行うと、通常ではコルチゾールの分泌が抑制されますが、抑制されないことが分かっています。
このデキサメタゾン抑制試験は、非定型うつ病では、一貫性がみられませんでした。
一方、メラコリー型うつ病では、抑制されない結果でした。
以下図1にDSM-5に記載されている、非定型うつ病とメラコリー型うつ病の特徴と、今回の論文で示された両サブタイプの鑑別点をまとめました。

うつ症状がある場合は、我慢せず早めの心療内科・精神科への受診をおすすめします。 まずはかかりつけ内科等で相談するもの1つの方法です。

