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044-455-7500メトクロプラミド(プリンペラン)は、脳と消化管の両方に作用し、吐き気、嘔吐、腹部膨満等を改善する効果があります。
脳の吐き気に関わっている部位(CTZ: chemoreceptor trigger zone)のドパミンD2受容体を遮断することで吐き気を改善します。
加えて、消化管のセロトニン5-HT4受容体を作動させることで消化管の動きを改善することも、吐き気の改善に寄与しているとされています1)。
メトクロプラミドは、不整脈の治療薬であるプロカインアミド(アリサミン)を改良するプログラム中に特定され、開発されました1)。
そのため、プロカインアミドに似た構造式を有しています(図1)。

ドンペリドン(ナウゼリン)と同じく、精神科・心療内科では、SSRIやSNRIなどの、内内服開始時に嘔気が生じる薬剤に、一時頓用や併用で使用されることがあります。
また、片頭痛発作中の嘔気にも有効ですが、片頭痛そのものへの治療効果があることもわかっています。
そのため、鎮痛薬との併用は効果的なアプローチとされています2)。
効能・効果は以下となっています。
胃炎、胃・十二指腸潰瘍、胆嚢・胆道疾患、腎炎、尿毒症、乳幼児嘔吐、薬剤(制癌剤・抗生物質・抗結核剤・麻酔剤)投与時、胃内・気管内挿管時、放射線照射時、開腹術後
通常成人1日7.67~23.04mgを2~3回に分割し、食前に内服する。なお、年齢、症状により適宜増減するとなっています。
メトクロプラミドとして、通常成人1日7.67~23.04mgを2~3回に分割し、食前に内服する。 小児は、1日0.38~0.53mg/kgを2~3回に分割し、食前に内服する。なお、年齢、症状により適宜増減するとなっています。
剤型は5mg錠、細粒2%、シロップ0.1%、注射液10mgがあります。

メトクロプラミド(プリンペラン)10mgを内服した際の血中濃度は、約1.2時間後に最高濃度に達し、約3時間後に半減します。

血中濃度から、効果時間は約3時間といえます。
内服を追加する際は、3~4時間あければ問題ないと言えます。
以下の患者さんは禁忌となっています。
プロクロルペラジン・クロルプロマジン・チエチルペラジン等
レセルピン等
スルピリド・チアプリド等(内分泌機能異常、錐体外路症状が発現しやすくなる。)
ジゴキシン ジギトキシン等 (ジギタリス剤飽和時の指標となる悪心・嘔吐、食欲不振症状を不顕性化するおそれがある。)
(カルバマゼピンの中毒症状(眠気、悪心・嘔吐、眩暈等)があらわれることがある。)
アトロピン硫酸塩水和物・ブチルスコポラミン臭化物等 (相互に消化管における作用を減弱するおそれがある。)
副作用には以下のリスクがあげられています3)。
