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044-455-7500メラトベルは、生体内で産生されるホルモンである、メラトニンを医薬品として合成した薬で、睡眠を促し、体内時計を調整する作用をもっています。
メラトニンは、米国等ではサプリメントで購入可能ですが、日本ではできません。
医薬品として、ノーベルファーマ社により開発され、2020年に承認されました。
メラトベルは、視床下部のメラトニンMT1受容体とMT2受容体に作用します。
メラトニンは、MTI受容体で睡眠を促し、MT2受容体で体内時計を調整するとされています1)、2)、(図1)。

ラメルテオン(ロゼレム)も同じ働きですが、作用の強さに大きな違いがあります3)、4)。
ロゼレムの方が作用が強く、メラトベルの方が作用がおだやかです3)、4)、(図2)。

メラトベルは小児の神経発達症への適応のため、この強さが適量であるといえます。
ロゼレムしかないときは、児童思春期の神経発達症当事者には、粉砕して10分の1にしていたことなどがありましたが、それは図に示しましたように強さの差によるものです。
効能・効果は「小児期の神経発達症に伴う入眠困難の改善」となっています。
通常、小児では1日1回1mgを就寝前に内服する。なお、症状により適宜増減するが、1日1 回4mgを超えないこととなっています。
剤型は顆粒と1mg錠、2mg錠があります(図3)。

メラトベルを6歳から15歳の小児が、それぞれ0.8から3.3mgを内服した際、血中濃度は約20分で最高濃度に達し、約1.4時間後に半減します。
メラトベル1mgを成人が内服すると、血中濃度は約20分で最高濃度に達し、1.4時間後に半減します(図4)。

禁忌として以下が設定されています。
フルボキサミンマレイン酸塩の禁忌は、フルボキサミンマレイン酸塩が、メラトベルを分解する酵素のCYP1A2の働きを阻害するため、メラトベルの血中濃度が上昇してしまうためです。
併用禁忌として以下が挙げられています。
国内臨床試験における1%以上の副作用は以下でした。
不眠症状がある場合は、我慢せず早めの心療内科・精神科への受診をおすすめします。
まずはかかりつけ内科等で相談するのも1つの方法です。

