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044-455-7500CES-D(Center for Epidemiologic Studies Depression Scale)は、過去1週間の抑うつ症状を評価する己記入式尺度です。
1977年にLenore S. Radloffによって、もともと一般集団における抑うつ症状を疫学研究で測定する目的で開発されました。
SDS(自己評価式抑うつ性尺度)やBDI(ベック抑うつ質問表)などの既存の尺度を参考にしながら、適切な項目を取捨選択する作業を経て作成されました。
現在は研究だけでなく、医療現場でのスクリーニングにも用いられています。
10~15分程度です。
15歳からです。
CES-Dは20項目から構成され、「過去1週間」に抑うつに関連する症状をどの程度経験したかを回答します。
評価されるのは単なる「気分の落ち込み」だけではありません。抑うつ気分、罪責感・無価値感、無力感・絶望感、精神運動性の変化、食欲低下、睡眠障害など、複数の側面を含んでいます。
20項目の質問に対し、
と回答してもらいます。
採点では、
として採点します。
質問項目の中には陽性項目(逆転項目)が4項目含まれており、陽性項目は
として採点します。
合計点は0~60点です。
CES-Dでは
16点以上(≥16)=臨床的に意味のある抑うつ症状を疑う
というカットオフが広く用いられています。
CES-D 16点以上 = うつ病
ではありません。
CES-Dはあくまで抑うつ症状を拾い上げるスクリーニング尺度であり、うつ病を確定診断する検査ではありません。
CES-Dは
であり信頼性・妥当性の高い質問表であることが示されています。

特にCES-Dの特徴は、「過去1週間」という評価期間が明確であることです。
CES-Dは20項目と比較的簡便で、医療者による面接ではなく患者さん自身が回答できます。
また、単純な「うつ病あり/なし」だけではなく、0~60点の連続した得点として抑うつ症状の程度を定量化できることも利点です。
そのため研究では、集団間の比較や経時的な症状変化を評価する目的にも広く使用されています。
一方、CES-Dは自己評価尺度です。そのため、その時の自己認識や回答傾向などの影響を受けます。
また、睡眠や食欲などの身体症状も含むため、身体疾患などによる症状が得点に影響する可能性があります。さらに、もともと1977年に一般集団を対象として開発された尺度であり、現在のDSMの大うつ病エピソードの診断基準に直接対応して作られた尺度ではありません。
したがって、
CES-Dは「うつ病を診断する検査」ではなく、「最近1週間にどの程度の抑うつ症状があるかを把握する検査」
と理解するのが適切です。
CES-Dは、過去1週間の抑うつ症状を評価する20項目の自己記入式尺度です。
合計点は0~60点で、一般に16点以上が抑うつ症状を疑う一つの目安とされています。
ただし、16点以上だからといって「うつ病」と診断されるわけではありません。
CES-Dはあくまでスクリーニングや症状の程度を把握するための指標であり、診断には医師による総合的な評価が必要です。
・1)Vilagut G, et al.: Screening for Depression in the General Population with the Center for Epidemiologic Studies Depression (CES-D): A Systematic Review with Meta-Analysis. PLoS One, 11: e0155431, 2016.
・SDS(自己評価式抑うつ性尺度)とは?
