公開日 2024.10.10
アニバーサリー・リアクションは日本語に直訳すると「記念日反応」となってしまいますが、実際の意味は異なります。
ここでいうアニバーサリーは、正確には、PTSDやPTSDに関連するトラウマ的な出来事が当事者に起きた日のことです。
そして、その後、何年もの間、その日に(またその日が近づくにつれ)激しい動揺、悲しみ、自己否定感等が生じます。
特に家族や親しい友人が自死した場合に起こる、アニバーサリー・リアクションを日本では「命日反応」と呼んでいます。
米国の国立PTSDセンターでは以下の対処法を提案しています(一部筆者改変)。
治療について検討する
トラウマになるような出来事の後に助けを求めなかった人や、アニバーサリーが何年も後に苦しみを引き起こす場合、助けになる治療法があります。
計画を立てる
記念日には、イベントの思い出から離れるための行動や活動等が役立ちます。
具体的には、家族と1日を過ごす、慈善活動に参加するなどです。
セルフケアを十分に行う
健康的なライフスタイルの選択は、あなたが最高の状態になるのに役立ちます。
良い睡眠をとること、よく食べること、運動すること、またはあなたが楽しめる活動に取り組んでください。
社会支援を頼る
身近な人と話したり、時間を過ごしたりできることは役に立ちます。
メディアの視聴時間を制限する
アニバーサリー・リアクションが公開イベントに関連している場合は、ニュースを見たり、それらについて語る、ソーシャルメディアに触れて過ごす時間を減らすと役立つかもしれません。
自分に時間をかける
アニバーサリーの日にトラウマを思い出すのは普通のことです。
ネガティブな考えや行動にしがみついていないか、もっと役立つ考え方や行動の仕方はないか、自分に問いかけてみてください。
成長に対してオープンでいること
他の人と話したり、日記を書いたりして、出来事以降にどのように成長したかを記録する時間を取ることは価値があります。
損失があっても、時間の経過とともにプラスの変化が生じる可能性があります。
- 頭が働かない
- 寝つきが悪い
- やる気が起きない
- 不安で落ち着かない
- 朝寝坊が多い
- 人の視線が気になる
- 職場に行くと体調が悪くなる
- 電車やバスに乗ると息苦しくなる
- うつ病
- 強迫性障害
- 頭痛
- 睡眠障害
- 社会不安障害
- PMDD(月経前不快気分障害)
- パニック障害
- 適応障害
- 過敏性腸症候群
- 心身症
- 心的外傷後ストレス障害
- 身体表現性障害
- 発達障害
- ADHD(注意欠如・多動症)
- 気象病・天気痛
- テクノストレス
- バーンアウト症候群
- ペットロス(症候群)
- 更年期障害
- 自律神経失調症